小型SAR衛星 “StriX”

SynspectiveのSAR衛星は、政府が主導する革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」の成果を応用した独自の小型SAR衛星です。

私たちの小型SAR衛星『StriX(ストリクス)』は、長さ5メートルのSARアンテナが打ち上げ時には格納されており、軌道上で展開します。地上分解能は1〜3mで観測幅は10〜30km、単偏波(VV)データを取得します。

従来の大型SAR衛星と同等に近い性能をもったまま、小型・軽量による低価格化をはかることで多数基生産が可能となります。Synspectiveでは、2020年代後半には30機のコンステレーション(衛星群)構築を目指します。低軌道を周回する30機のコンステレーションにより、世界のどの地域で災害が発生しても、準リアルタイムに観測することが可能になります。

”StriX” について

データ・ソリューション提供のための
衛星開発

私たちSynspectiveでは、衛星を開発しデータを提供するだけではなく、その後の社会実装のため、衛星開発チームとデータソリューションチームが単一の組織に属しています。

衛星開発チームは、従来の宇宙産業、拡大する小型衛星業界、多数基生産に資する製造業からの経験豊富なメンバー、アドバイザーを揃えています。一方でクライアントと対峙するソリューションチームも機械学習によるデータ解析技術やリモートセンシング技術を持つ経験豊富なメンバーが所属しています。チームを横断し日々議論することで、業種や分野ごとに異なるお客様のニーズを反映させた衛星設計、開発を短期に実現します。

社会のニーズに応える、
グローバル観測システム

Synspectiveの描く未来の衛星コンステレーションでは、経済活動の変化を検知することや、災害の被害状況を把握することを実現します。

第1世代の衛星は、2020年と2022年に打ち上げらた2つの実証衛星『StriX-α(ストリクス・アルファ)』と『StriX-β(ストリクス・ベータ)』です。

第2世代では、商用データ収集に使用する4基の衛星の打ち上げを予定しています。第1世代衛星の経験から得られた新たな情報やユーザーニーズをより反映させ、量産化に対応します。

第3世代の衛星は、第2世代を更に進化させ、30基に向けた生産体制を実現し、準リアルタイムでの観測を達成します。

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